大好きなプジョー206のお兄さん?のプジョー307StyleBreakにやっと乗れる。
と、思いきや、なんと納車は出発の日の朝と言うことになってしまった。あちゃあ。
こうなったら焦っても仕方ない、ひたすら気長に出発の時を待つ。
この時間もまた楽しみへのプロローグ。
待てば海路の日よりあり。待っただけ、喜びもパワーアップ。
恋人に会うときも、じれた方が会えたときの喜びが大きいのと同じやね。で、早めの出発に備え早起きしたけど、目的地に向かい一歩を踏み出したのは10時を大きくまわってから。でもいざ出発となったら、これからの307のドライブを想像して、ふつふつと喜びがこみ上げてきた。新車に乗るのはいつものことながら楽しくてわくわくする。
今回はビートではなく206で集合場所へきたので、体がプジョーの乗り味に馴染んでいて、307StyleBreak基本的な乗り心地に、206と大きな違いは感じられない。走り始めると、思った通り、トレッドの広さとホイルベースの違いからフラット感が高いことを感じる。
コーナーでも206と比べてロールをほとんど感じない。ボディは地面と平行を保ったまま滑るように移動する。大きくて形が良く、体圧のかかる部分のウレタンが適度な柔らかさで体を受け止め、それ以上へこむと姿勢を整えるように支えるといった設計がされた307StyleBreakのシートはとても快適で、この後僕はあっという間に心地よい眠りの世界へと旅立ってしまい、気付いた時は・・・って起こされたんだけど・・・もう目的地に到着してしまっていた。あちゃあ、楽しみにしてたドライブはどうしたの!ドライブは!!
ま、すんだことはさらりと忘れるプラス思考の僕の心は、本日の目的のざるそばに飛んでいったのであった。あちゃあ!!
Studiohamさんの奥さんが見つけだしたこだわりの蕎麦屋は、一会庵といって、変人と言ってはばからない蕎麦造り軍団の中の一軒で、このようなお店は京都に4軒、ここ丹波篠山に一軒、後、亀岡と羽曳野におのおの一軒づつあるが、皆自ら変人を売り物にしている変わったお店です。
このように自ら変人とと言ってはばからないわりに、っていうか、だからこそというべきか、趣味は良く、大きな茅葺き屋根の裏構造や梁が隅々まで見渡せる造りとした土壁の民家のようなたたずまいは、と言うより、大きな旧家を改造してお店にしてあるんやろなって思われる建物は、そう言う構造だから縁側もあって、ここで横になって遠くの山並みに目を馳せていると、蕎麦を注文してからかなりの時間待たされていても、それが苦痛ではなく、まるで自分の田舎に帰ってくつろいでいるような安らぎと、ゆったりとした時の流れの中に身を安らえることで、世間のわずらわしさをそぎ落としていくような心地よさを感じられる。
そう言った意味で、注文した品がすぐに善に並ぶということはあえて避けて、この小一時間という待ち時間をこだわりの蕎麦への出会いのためのすりあわせの時間として、是非欲しい。
朝早くに起きたこともあって、蕎麦が運ばれてくる頃にはお腹が鳴きそうなくらい空腹になっていたので、やっと蕎麦にありつけるという、先ほどの気持ちとは違った気分になった。あ〜あ、腹減ったぁ〜。なんのこっちゃ!
割り箸を割って、少し蕎麦をはさんで、先の方をつゆにつけ口に運ぶ、こだわりと言うだけのことのある腰のしっかりした麺をすすると、かつて感じたことのない蕎麦のさわやかな風味が、口の中にふわっとひろがり、鼻から抜けた。
麺は好きやけどビギナーの僕には、こんな事は初めての経験で、ちょっと驚いた。食べ方にもこだわりを主張する一会庵では、つゆに薬味を使用せず、単純なつゆに蕎麦の先っちょを少しつけ、蕎麦本来の風味や味を味わう事をお勧めしているが、その意味がわかるような気がした。
味自体は個人の好みなのでと解説しているように、やや個性的な味わいがあるが、また来たいかって聞かれたらYes!! もちろんや〜って迷わず答えるって事は、僕は気に入ってしまったって事ですね。
蕎麦を食べてしまった後は、お待ちかねの蕎麦湯。あまり専門でない店に入ると、この蕎麦湯が出てこなくてがっかりすることがあるけど、ここはこだわりと言うだけあって、とろみのある蕎麦湯に大満足ぅ〜しました。
しかしながら、一人前の蕎麦だけでは、物足りなさを感じる。二人前は欲しいなあって思いながら隣に居合わせたおばさん達のグループ見ると、なんと蕎麦掻きのぜんざいを食べている。美味しそうなものを見ると欲しくなるのが人情。早速僕も注文してしまったではあ〜りませんかぁ。
蕎麦掻きは蕎麦と正反対で、柔らかくて口の中でとろけてしまう、だけど、味自体はほとんど感じられず、この地方の名物でもある小豆で作ったぜんざいをくるんで食べると、程良い味わいを感じれる。
ぜんざいには蕎麦茶が付いてきて、香ばしい風味の蕎麦茶が口の中を洗い流す。おやつに付いてくる蕎麦を油で揚げたお菓子も非常に美味しくて、お代わりが欲しくなってしまった。
はっと気が付くと、なんと、今回もツーリングレポートではなくうまいもん食べ歩きレポートになっとるやおまへんかぁ。え〜い、こうなったらついでに観光で回った時に見つけた篠山博物館前の築250年を誇る酒蔵見物の話しも行っちゃえ。
今はもう使っていなくて、もっぱら観光用という,過去の酒造りの様子を保存した酒工場の案内をしてくれたおじさんのお薦めの酒は、笹の錦って純米酒で、熱を通してないので日持ちはしないけど、風味がいいんだそうです。
一般的に、沢山売る酒は味を変えないようにするため、熱を通してあるので、笹の錦
に比べるとこの風味が少ないという。そんな話を聞いてると、アルコールをほとんど飲まない僕なんだけど、好奇心が頭を擡げてきた。聞くと、有料試飲というのがあるらしい。
早速このコースを頼むことに・・・
先ほどの2種の酒ともう少し手頃な価格のものと3種類が運ばれてきた。さて、どれを土産にしようかな、値段は解んないけど・・・よし、最初は一番美味しいという笹の錦を飲んでやれ、ってことで少し口に入れ舌先で転がすように味わうと、濃厚な風味が口の中を駆けめぐったあと鼻からすっと抜けてゆく。ずいぶんうまみに深みがあり、こういう酒にぴったりの言葉が浮かんだ・・芳醇。まさに、この言葉がぴったりや。よし、この酒のうまさは解った。じゃ、熱を通したらどうなる?
そう言う興味で次の酒を口に入れると、甘み、うまみ、深みと言った味わいが1/3ぐらい削がれてしまっている。でも、まあ、うまい酒って言えると思う。でも、最後の酒は、始めの二種とは比べられないほど味が薄く、どこにでも売っているような味わいしかなかった。
値段を聞いてみると、僕が買えそうなのはこの酒ぐらいだったので、買うことをスパッ
と諦めて、試飲で大満足、と自分に言い聞かせ、その場を離れることとした。ま、僕は、酒を飲むのが好きなわけでなく、味わうのが好きなだけやから、そう言う意味では心残りは無い。また行ったときに味わうことにしよう。
ちなみに試飲は350円で笹の錦は700ミリリットルで3000円オーバーなので好き
な方はどうぞ。さあ、旅の目的も終わり再び307StyleBreakの快適なシートに体を預け、心地よい眠りの世界へ出発だあ〜〜!! なんか間違ってるような・・・ TEXT
by Amigo Yamamoto
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